オーガニック初摘み知覧茶~マルマサ製茶・クリンティかごしま~ - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)

オーガニック初摘み知覧茶~マルマサ製茶・クリンティかごしま~

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旅先で見たのは、ごく自然に オーガニックが ある風景だった 旅先で見たのは、ごく自然に オーガニックが ある風景だった

うちは親の代からお茶農家で、親は当然継いでほしかったようですが、当時はどうしても農業をやりたくなくてね。でも進学はしたくて農学部に進みました。卒業後は海外に出ました。特に目的はなく、もっと広い世界を見たい、遠くに行きたいという気持ちがあったんです。旅の間、いろいろな途上国で農業を見ましたが、そこはみんなオーガニックだったんですよ。お金がかけられないから農薬も使えないし、資材も自分で担いで運ぶとかね。ごく自然にオーガニックがある風景です。その後帰国して親の手伝いを始めたんですが、うちも当時は化学農薬をたくさん使う慣行農業でした。その頃はまだ有機をやりたいけれどできるだろうかという不安がありましたね。(瀬川さん)

生態系の循環ができあがる オーガニックは 不思議でおもしろい 生態系の循環ができあがる オーガニックは 不思議でおもしろい

ある時、借りている畑の地主さんが「有機でやるならお茶の木を植えてもいいよ」と言ってくれたんです。私もお茶が飲みたいし、と。そのひとことがスタートでした。いざオーガニックが軌道に乗り始めると、慣行の頃にあった苦労がなくなったんですよ。害虫がまったく出ないんです。不思議ですよねぇ。農薬ってなんだったんだと思いました。土も強くなるし、何より天敵が一緒に生きているというのがいいんでしょうね。オーガニックなら生態系の循環を壊さないんですよ。(瀬川さん)

地域に根差して クリーンなお茶づくりを 地域に根差して クリーンなお茶づくりを

クリンティはこの地域に古くからある4つの茶工場を再編してできた会社なんです。社名は“なるべく農薬を使わないクリーンなお茶づくり”から命名されています。私は最初アルバイトとして入ったんです。地元出身ですが農業と関係なく育ち、農作業の経験もないままの入社でした。その当時、会社が長期間放任された畑での茶栽培を手掛けることになったんですね。その畑は最初からオーガニック栽培を目指し、私も農地改革から携わることになったんです。いざ携わってみると自分たちで育てたものをお茶にするというのがとてもおもしろかった。地域の暦を参考にしたり地域の経験者に学ぶことも多かったですね。(中村さん)

基本は自然の力で へばらない土を作ること 基本は自然の力で へばらない土を作ること

オーガニック農業と農薬を使う慣行農業では、畑に住む生物が違うんだと思います。畑を始めたばかりの頃は害虫もたくさん出ましたが、今はほとんど出ない。お茶の木自体に耐性がついた自己免疫なのか、天敵が一緒にいるからか…。地力がついているというのもあると思います。検査しても数値は出ませんでしたが、何かしら自然の力がついているのを確信できるんです。農業の基本は土作りってみんな言いますけど本当ですね。お茶は樹木ですから土壌改良はなかなかできないけど、堆肥はやっぱり効きます。適切に与えていると土がへばらないんです。(中村さん)

初摘み茶の実現は 信頼できる生産者 との出会いから 初摘み茶の実現は 信頼できる生産者 との出会いから

これまでお茶のペットボトル飲料というと原料は二番茶三番茶が当たり前でした。けれど飲料の開発担当として生産者さんと会う機会も多い中、よりクオリティの高い一番茶を使いたい、できるならオーガニックでという思いがあり、ある程度まとまった量を提供できる生産者さんを探して全国を回ったんです。ある時紹介されて知覧の生産者さんの畑を見たら、驚くほどの品質のよさだった。ここで作られる茶葉なら信頼できるとその場で協力をお願いしました。知覧はそもそもオーガニック農業がやりやすい環境が整った地域だと思います。けれど志だけでは難しい。やはり情熱がないといいものはできないし、その情熱はやはりこちらにも響くんですよ。

トップバリュ商品開発本部 居場 祐治 トップバリュ商品開発本部 居場 祐治

自然の強さを引き出せる オーガニックを増やしたい 自然の強さを引き出せる オーガニックを増やしたい

かなり広がったとはいえ、オーガニックの畑はまだ少ない。それを増やすことがこれからの夢ですね。自分は慣行農業も決して否定しないんですよ。自分たちも生活で電気を使うし車にも乗る。それがあたりまえで、なくすことはできないでしょう。慣行農業もそれと似たところがありますね。でも慣行はかける手間のキリがない。手間をかけるほど作物が甘えるというか、弱くなる部分があって、ちょっとしたことで全滅したりする。それに比べてオーガニックは強いんですよ。害虫が増えても自然に天敵が現れて被害が出なかったりするし、病気も広がらないんです。(瀬川さん)

明日も来年も いいものを作り続ける それが夢であり目標です 明日も来年も いいものを作り続ける それが夢であり目標です

僕は日頃からオーガニックのお茶についてもっと知ってほしいと思っていました。時々「お茶って農薬いっぱいかけるんでしょ」と言われると本当にショックなんです。本当に一滴もかけてませんから。これからの夢は“いいものを作り続ける”です。遠い将来の話ではなく、明日も来年も変わらずいいものを作り続ける。これが目標ですね。とにかく知らない人には一度でいいから飲んで、感じてほしい。ペットボトルのお茶しか飲んだことがない人も多い時代ですが、お茶はやっぱり急須で淹れるのが一番なんです。でも今回の初摘茶は本当にそのまんまでちょっと驚きました。何も足してない、初摘み新茶そのままの味、ぜひ楽しんでください。(中村さん)

緑豊かな知覧から届けるのは、一番茶だからこその豊かな旨み、オーガニックだからこその安全安心。栽培から焙煎、抽出まで、それぞれが思いを込めた今年一番のお茶ができました。

鹿児島県南九州市 有限会社マルマサ製茶 瀬川 義富さん 鹿児島県南九州市 有限会社マルマサ製茶 瀬川 義富さん

鹿児島県南九州市 クリンティかごしま株式会社 中村 仁さん 鹿児島県南九州市 クリンティかごしま株式会社 中村 仁さん